角箸の由来

 
角箸の由来
 
 
数千年以来、華夏(かか)箸文化は進化続けています。
明(みん)の頃、著しい変化は「首方足円(しゅほうそくえん)」ということです。
 
「首方」とはお箸の上半部が角型になること、
「足円」とは箸の下半部が丸型になることです。
 
明の前に、銀箸、銅箸、竹箸、木箸、牙箸などだとしても、主に丸型あるいは菱型(ひしがた)ですけど、角型はほんの少ない。
しかし明で「首方足円」という形が特徴になる、前代との違いは大きくないけど、この小さな変わりは三つのメリットがあります。
 
一、丸型は転がりやすくて、その逆に世間で「四愣箸(しれいばし)」と呼ばれるお箸は転がりませんので、接待や設宴のとき食卓に置かれてもしっかり。
 
二、四愣箸は丸箸より使いやすくて、例えば拔絲菜という料理を食べる時、角箸を握っても滑られません。麺類を食べる時にも使いこなす。
 
三、職人にお箸で彫刻させるため、四愣箸も芸術に新しい発展を促します
 
丸箸は彫刻を表現しにくいので、角箸に変われば、二本の箸を組み合わせると絵になります。十膳を並べれば、更に大きい絵になります。
 
それゆえ、箸先が丸型から角型になることは、もっと精緻なお箸を生み出すために、広い基礎を打ち立てます。
角箸の彫刻は片面でも、両面でも、四面までできます。
角箸に対して、丸箸は少し遜色があります。
 
<<筷子,不只是筷子>>より